海外に住む家族や友人へ、クリスマスのプレゼントを送る。毎年のことでも、「いつまでに出せば間に合うのか」は意外と分かりにくいものです。
日本郵便は、国ごと・送り方ごとの「標準日数」を公表しています。この記事では、2026年10月6日に日本郵便の料金計算で確かめた標準日数から、12月24日(木)までに届けるための締切を、15か国・地域について逆算しました。
先に結論
- アメリカへのEMSは、標準でも11日かかります。 イギリス・ドイツ(5日)の倍以上です。余裕をみるなら12月4日(金)までに出したいところです
- 国際エアパケットと小形包装物は、EMSより1週間ほど長くかかります。 アメリカなら標準18日、余裕をみると11月下旬が締切です
- 船便は2〜4か月かかります。 12月24日に間に合わせるには、遅くとも10月下旬、確実にするなら8月下旬に出している必要がありました
- 標準日数どおりに届くとは限りません。日本郵便も「土・日・休日」「航空保安のための追加的な検査」「航空機の遅延・欠航」があると「さらに日数がかかります」と書いています。この記事では、標準日数で逆算した日からさらに1週間早めた日を目安にしています
計算の前提
- 標準日数は、日本郵便の料金計算で「東京都から1kgの物品を差し出す」場合の値です。日本郵便の料金計算は差し出す都道府県を選ぶ形なので、ほかの道府県から出すと日数が変わることがあります
- 標準日数は「差出日(日本時間)から配達日(現地時間)まで」の日数で、出した日は含みません。12月24日から標準日数を引いた日が「標準日数どおりなら間に合う最後の日」です
- 都市によって日数が違う国は、アメリカはニューヨーク、カナダはバンクーバー、中国は上海、韓国はソウルの値です
- 目安の日が土曜日・日曜日に当たるときは、その前の金曜日にしています。土日に窓口を開けていない郵便局が多いためです
EMSの締切
EMSは、日本郵便の中でいちばん速い送り方です。
| 送り先 | 標準日数 | 標準どおりなら最後の日 | 余裕をみた目安 |
|---|---|---|---|
| アメリカ | 11日 | 12月13日(日) | 12月4日(金) |
| フィリピン | 12日 | 12月12日(土) | 12月4日(金) |
| ニュージーランド | 9日 | 12月15日(火) | 12月8日(火) |
| オーストラリア | 8日 | 12月16日(水) | 12月9日(水) |
| カナダ | 6日 | 12月18日(金) | 12月11日(金) |
| フランス | 6日 | 12月18日(金) | 12月11日(金) |
| イギリス | 5日 | 12月19日(土) | 12月11日(金) |
| ドイツ | 5日 | 12月19日(土) | 12月11日(金) |
| 中国 | 4日 | 12月20日(日) | 12月11日(金) |
| 香港 | 3日 | 12月21日(月) | 12月14日(月) |
| 韓国 | 3日 | 12月21日(月) | 12月14日(月) |
| タイ | 3日 | 12月21日(月) | 12月14日(月) |
| ベトナム | 3日 | 12月21日(月) | 12月14日(月) |
| シンガポール | 2日 | 12月22日(火) | 12月15日(火) |
| 台湾 | 2日 | 12月22日(火) | 12月15日(火) |
目を引くのはアメリカです。距離ではヨーロッパと大きく変わらないのに、EMSの標準日数はイギリスやドイツの倍以上の11日でした。
アメリカあてには、2026年に新しい手続きも加わっています。日本郵便の国別条件表によると、中身が100米ドルを超える物や、売った物を送るときは、アメリカの税関が認めた事業者のアプリで関税を先に払い、日本郵便が指定する郵便局から出す必要があります。手続きにかかる時間も見込んで、早めに準備してください。
国際エアパケット・小形包装物の締切
2kgまでの軽い荷物を安く送る方法です。日本郵便の料金計算では、国際エアパケットと小形包装物の標準日数は同じでした。
| 送り先 | 標準日数 | 標準どおりなら最後の日 | 余裕をみた目安 |
|---|---|---|---|
| フィリピン | 19日 | 12月5日(土) | 11月27日(金) |
| アメリカ | 18日 | 12月6日(日) | 11月27日(金) |
| ニュージーランド | 16日 | 12月8日(火) | 12月1日(火) |
| オーストラリア | 14日 | 12月10日(木) | 12月3日(木) |
| カナダ | 13日 | 12月11日(金) | 12月4日(金) |
| フランス | 13日 | 12月11日(金) | 12月4日(金) |
| イギリス | 12日 | 12月12日(土) | 12月4日(金) |
| ドイツ | 12日 | 12月12日(土) | 12月4日(金) |
| 中国 | 11日 | 12月13日(日) | 12月4日(金) |
| 香港 | 10日 | 12月14日(月) | 12月7日(月) |
| 韓国 | 10日 | 12月14日(月) | 12月7日(月) |
| タイ | 10日 | 12月14日(月) | 12月7日(月) |
| ベトナム | 10日 | 12月14日(月) | 12月7日(月) |
| シンガポール | 9日 | 12月15日(火) | 12月8日(火) |
| 台湾 | 9日 | 12月15日(火) | 12月8日(火) |
EMSとの差は、オーストラリアの6日を除いて、どの国でも7日でした。料金はEMSの半分ほどですが、そのぶん1週間早く出す必要があります。小形包装物は追跡ができないので、締切に近い時期に出すなら、追跡の付く国際エアパケットにしておけば、どこまで届いたかを確かめられます(送り方を比べた記事)。
国際小包(航空便)の締切
2kgを超える荷物を航空便で送る方法です。
| 送り先 | 標準日数 | 標準どおりなら最後の日 | 余裕をみた目安 |
|---|---|---|---|
| フィリピン | 15日 | 12月9日(水) | 12月2日(水) |
| アメリカ | 14日 | 12月10日(木) | 12月3日(木) |
| ニュージーランド | 12日 | 12月12日(土) | 12月4日(金) |
| オーストラリア | 10日 | 12月14日(月) | 12月7日(月) |
| カナダ | 9日 | 12月15日(火) | 12月8日(火) |
| フランス | 9日 | 12月15日(火) | 12月8日(火) |
| イギリス | 8日 | 12月16日(水) | 12月9日(水) |
| ドイツ | 8日 | 12月16日(水) | 12月9日(水) |
| 中国 | 7日 | 12月17日(木) | 12月10日(木) |
| 香港 | 6日 | 12月18日(金) | 12月11日(金) |
| 韓国 | 6日 | 12月18日(金) | 12月11日(金) |
| タイ | 6日 | 12月18日(金) | 12月11日(金) |
| ベトナム | 6日 | 12月18日(金) | 12月11日(金) |
| シンガポール | 5日 | 12月19日(土) | 12月11日(金) |
| 台湾 | 5日 | 12月19日(土) | 12月11日(金) |
国際小包の航空便は、EMSより2〜3日長く、エアパケットより4日短い、という位置にあります。
船便は、もう間に合わないことが多い
船便は、日本郵便の案内で「2~4か月と時間はかかりますが、お安い料金で輸送できます」とされています。12月24日から2か月さかのぼると10月24日、4か月さかのぼると8月24日です。
10月上旬の今から船便で出すと、早ければ間に合いますが、4か月かかれば2月になります。クリスマスに間に合わせたいなら、船便は選ばない方が無難です。反対に、年明けに届けばよい物や、冬の終わりまでに届けばよい物なら、船便はEMSの3分の1ほどの料金で送れます。
なお、「船便より速く航空便より安い」とされていたSAL便は、今は取り扱いが止まっています。
お正月に届けたい場合
1月1日に届けたいなら、上の表の日付より8日遅くても、計算の上では間に合います。ただし、年末年始は郵便局の窓口の営業日が変わり、届け先の国でも祝日で配達が止まることがあります。日本郵便も、祝日のある時期は日数がかかることを注意しています。クリスマスと同じく、早めに出すのが安全です。
締切の前にできること
- 送り先の住所と電話番号を確かめておく。 宛先の不備で戻ってくると、もう間に合いません
- 中身と値段を正しく書く。 税関で止まると日数が延びます。アメリカあては100米ドル、EUあては45ユーロを超えるかどうかで手続きや税が変わります。相手が払う税の目安は海外発送の計算機で計算できます
- 送れない物を入れない。 電池入りの物は、ドイツとタイへは日本郵便では送れず、イギリスへは船便だけです。香水やスプレーはどの国へも送れません(海外に送れない物の記事)
- 高い物はEMSで出し、補償を増やしておく。 年末は荷物が増える時期です。補償の決まりは補償の記事にまとめました
結局、いつ出せばいいか
EMSなら12月4日(金)までに出せば、15か国・地域のどこへでも、この記事の目安に収まります。国際エアパケットや小形包装物なら、11月中に出しておけばどの国にも間に合う計算です。
日数は2026年10月6日に日本郵便の料金計算で確かめたものです。年末が近づくと、日本郵便から年末年始の取り扱いのお知らせが出ることがあるので、出す前に一度見ておいてください。